ドラゴン・ストラテジーFXのシステムを徹底検証
旅するトレーダーヒデという人物が毎月70万円(年間10860pips)を稼いでいるというドラストFXを購入して検証してみました。
専用の5分足チャートを使って勝率8割を維持しているシステムらしく、天才プログラマーが作ったドラゴンストラテジーFXは実践の相場でどこまで通用するのでしょうか?個人的にはあまり無裁量系のシグナルツールは信用していませんが、販売ページでこれだけ煽るにはそれなりの理由(裏付け)があるのかもしれません。
ドラゴン・ストラテジーFXを購入するとPDFのダウンロード案内があり、そこから登録作業を済まして購入者専用サイトへログインします。
上のキャプチャー画像は実際にドラゴンストラテジーFXの会員サイトですが、思っていたよりシッカリとしたサイトになっています。
・専用システムのダウンロードページ
・売買ルール
(エントリー方法・利益確定方法・損切り方法・利益追撃方法)
・特典ページ
・Q&Aページ
基本的にトレードルールは簡単なのですが、動画で丁寧に女性が解説しています。動画だけでなくPDFマニュアルでも学習できるようになっていて、トレード方法に迷うということはドラゴンストラテジーFXではまずなさそうです。
実際に案内に従ってチャート設定をすると下のようになります。
【エントリー条件】
基本的なエントリー条件としては、2つの矢印表示が一致した際に取引をします。
1,チャート内の大きい矢印サイン(ドラゴンメーター)にも表示される矢印のこと。
この大きい矢印サインはおそらく、上位時間軸のトレンド方向を表示するサインだと思います。
2,次に小さい矢印サインが、大きい矢印サインと同じ方向で表示された場合だけトレードするようになります。
はじめはドラストFXでは5分足だけの単一の時間軸だけを使ってトレードをするので、ダマシサインが多いだろうと思っていましたが、上位時間軸のトレンド方向(大きい矢印サイン)に従って5分足の売買サインでエントリーをするので、ある程度の確率でダマシも回避できそうです。
【決済方法】
決済方法は2通りあり、相場に勢いがない時と勢いがある時で決済方法が変わります。判断方法が違うといっても、ルール的には明確に決まっているので利益確定に迷うということもなさそうですね。
【損切り方法】
損切り方法に関しては、エントリーをしたポイントの直近高値や直近安値と決まっているので損切りも迷うことなく判断できるはずです。
ドラゴンストラテジーFXは完全にシステムありきで手法を確立しているので、ルールもシンプル過ぎなほど簡単です。FX初心者でもこれを使いこなせないという方はいないと思いますが、大切なのは実践で本当に稼げるのか?ということですね。
ドラゴン・ストラテジーFX検証報告
ドラストFXを過去チャートを使って分析してみました。
2014年8月26日のポンドドルチャートですが、強い動意のトレンドが発生する際には初動でエントリー条件が揃い+31pipsの利益を獲得している状況です。チャート右下では、5分足の小さい買い矢印で騙しサインも発生しているのですが、大きい矢印サインが売りを表示しているのでエントリーを回避することができています。
小幅なレンジ相場では5分足の小さい矢印サインは頻繁に表示されるようですが、上位時間軸の大きい矢印サインがフィルターとなって機能していることがわかります。
2014年8月26日のドル円チャートですが、1回目は2つの買い矢印サインが揃ってエントリー。その後、利益確定条件が揃ってエグジットで+14pips。
次は売りサインが出たのですが、大きい矢印サインが買い方向なので見送ります。
ドラゴンアローの下側からローソク足が跳ね返ってきたあたりで買いサインが出て2つのエントリー条件が揃ってエントリー。利益確定条件が揃い+7pipsの利益。
トレンド相場に対応しているシグナル系のシステムは多く販売されていますが、ドラストFXでは上の検証チャートを見ていただくとわかると思いますが、トレンドの押し目や戻し目となる相場でも上手くルールが機能していることが判断できます。
なかなか面白いシステムかもしれません。
ドラストFXのメリットとデメリット
ドラゴンストラテジーFXは裁量を入れずに取引することが可能ですが、万能なロジックが存在しない以上は当然メリットやデメリットが有ります。
【デメリット】
・裁量トレーダーには物足りないFX商材。
・勝ち続けているときはいいが、連敗が続いた時にはシステムを信じるしかない。
・基本無裁量でトレードできるが、ロジックが苦手とする相場を理解する必要がある。
【メリット】
・裁量が苦手なトレーダーには最適
・マルチタイムフレーム分析と同様のエントリーポイントが5分足チャートだけでわかる
・月70万円以上の実績をだしてる手法と同じトレードが可能
ドラゴンストラテジーFXの販売ページには、過去の実績は記載されていますが、証券会社の取引履歴など証拠画像がないのでどこまで本当なのかはわかりませんが、年間10860pips獲得で勝率8割というのが事実であれば、再現性は高いシステムなので同じような結果を出せることになります。
ドラゴン・ストラテジーFXの総評
ドラストFXは、誰にでも判断しやすいトレードルールは確かにFX初心者や裁量を苦手とするトレーダーには魅力的なシステムです。
ざっと過去検証していくと、トレンド相場や20pips以上の幅のあるレンジ相場を得意とするロジックのようですが、10pips未満の小幅なレンジ相場は苦手とするシステムのようです。
そういったロジックが得意とする相場と苦手とする相場を合わせて、完全無裁量でどれだけの実績を上げていくことができるのかが重要なので、リアルトレードで検証を続けていこうと思います。
大きい時間足でトレンド方向を示す売買サインと5分足の売買サインを組み合わせた面白い設計のシステムのようなので、ダマシの多いシグナル系システムを使っている方は試す価値があるかもしれません。
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