スパンモデル検証(マルチタイムフレーム分析でダマシを回避)
ユーロドルでたまに見るトレンド方向とは逆の
急激なダマシとなる動きに対応する方法を今回は紹介しておきます。
まずは、あなたも実践でトレードしていた場合に、
下のようなチャートの場面ではどういった対応をするのかを考えていきましょう。
上のチャートはユーロドル1時間足チャート。
日足レベルでの環境認識では上昇トレンドとなっており、
1時間足チャート@のポイントでは急激な下落から切り替えして
その後少し揉み合ってA直近高値をブレイクして、
ボリンジャーバンドもエクスパンションしています。
例えば黄色のマルのチェックポイントでエントリーした場合、
次の相場の動きを見て、あなたはどう思い対応していきますか?
上昇すると思った場面で、↑のチャートの状況であれば
一度早めに損切りをして、再度チャンスを伺った方がいいですが、
オレンジ色のマル部分まで押しが入り、人によっては買い目線で正しいのか?
迷いが入るポイントであります。
こういった場面で大切なことは、
「どのポイント割り込んだらトレンド転換だと疑う」という自分なりの明確な考えや戦略。
上のチャートの状況であれば、@の安値を明確に割り込んで来れば、
トレンド転換もしくはレンジ相場かなと疑うべきポイントです。
そしてこういった根拠をさらに強固なものとする為に、
日足から4時間足、1時間足のスーパーボリンジャーチャートを使って
マルチタイムフレーム分析を行い相場背景を読み解いておきます。
まずは日足からチェックしていきましょう。
日足レベルのスーパーボリンジャーを確認すると、
ボリンジャーバンド
2σ上限にタッチして一旦押しを入れてから再度上昇で、
ミドルバンドもやや上向きへと変わり1σを超えてきています。
次に4時間足をチェック。
高値と安値の切り上がりを確認して、
どこを割り込めばトレンド転換やレンジ相場を疑うポイントになるのかなど、
基本をベースにチェックを入れて、対応していく必要があります。
1時間足だけの環境認識だけでなく、日足からのマルチタイムフレーム分析をする目的は、
相場の背景を把握することで目先のダマシに引っかかりにくくするだけでなく、
単一の時間足では見えなかった壁となるサポートラインやレジスタンスラインのチェック、
大きい足はどこへ向かているのかなど、得られる情報は数多くあるのです。
複数時間足から情報を上手に読み取り、
執行時間足で上位時間軸からの情報をまとめていき、
最終的に根拠のある、期待値の高いエントリーポイントを導き出していきます。
マルチタイムフレーム分析に慣れるまでは、各時間足の方向が違う場合に
迷ってしまったり、どの足をベースに考えていけばいいのかなど
躓くポイントは人それぞれ違うと思います。
しかし、一つ一つ疑問に対して検証を繰り返したり
調べていくことで深く理解できるようになってきて
トレードスキルやシナリオの組み立て方なども上達していくようになってくるものです。
ダマシに頻繁にかかってしまうという方は、
マルチタイムフレーム分析で、しっかり相場背景を読み取る練習を繰り返しする必要があります。
自分が失敗したポイントがあれば、
何度もチャート確認してなぜ、失敗したのか?
何がいけなかったのか?など徹底的に考え、その失敗を次にいかしてみてください。
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