フィボナッチリトレースメントの実践的な使い方

基本的なフィボナッチリトレースメントの使い方の解説はあっても、
実践的な使い方や考え方って解説されていないので独自のやり方を紹介。

 

フィボナッチの基本的な使い方はググれば、他のサイトでいくらでも紹介しているので
私がいつもチャート分析しているやり方や実践的な使い方、考え方などを紹介していこうと思います。

 

 

まずフィボナッチリトレースメントを私が使う理由として、
1、トレンド相場の押しや戻しの強弱の判断。
2、エントリー根拠の一つの判断として。
3、ストップの位置をチェック。

 

基本的には上記3つ。

 

 

私の場合は、フィボナッチは判断材料の一つでしかなく、
ダウ理論、移動平均線、サポ・レジライン、フィボナッチといった感じで、
複数ある判断材料の中の一つにしかすぎません。

 

 

フィボナッチリトレースメントを実践でどういう風に使い、考えていくのか?
ここがネット上ではあまり語られることがなく、一番重要なポイントですよね。

 

 

それでは実際のチャートを使って解説していきます。

 

 

トレンド転換の確認方法

 

 

下落トレンドから上昇トレンドへと転換する場面での
実践的なフィボナッチリトレースメントの使い方ですが、それぞれ確認するポイントを順番に解説していきます。

 

まずはじめにダウ理論でトレンド状況を確認していきます。
ダウ理論のトレンドの定義は、高値と安値の切り下がり(切り上がり)なので、
上のチャートの青いマル印の高値をブレイクしてくれば下落トレンドの定義が崩れます。
チェックポイントA(緑色のマル)でブレイクを確認して、その後2のポイントで高値を付けて下落。

 

この時にフィボナッチを引きます。

 

ピンク色のマル1(安値)からピンク色のマル2(高値)までフィボナッチを引きます。
その後、結果として61.8%より少し下付近まで下落してから切り替えしているのがわかります。

 

 

チェックポイント1

 

通常のフィボナッチリトレースメントでは、
トレンドが強気の場合には、23.6%や38.2%戻しで考え判断していきますが、
こういったトレンド転換の時にはいくつか考え方がります。

 

トレンド転換のときでも動意が明確な場合には、もちろん3分の1戻しもありますが、
61.8%まで戻しがあったからといって、トレンド動意が弱いと考え決めつけることはしてはいけません。

 

トレンド転換の場面を投資家心理で考えてみると、
買い方と売り方が攻防する重要なポイントになり、
上のチャート例の考え方としては、61.8%も落としてきたが下げきれずに
反発して上昇してきたという事は、買い方優勢なのかな?と考え

 

それだけではエントリー根拠として考えるには弱すぎる為
フィボナッチにプラスして、複数のエントリー根拠を確認していきます。

 

1、フィボナッチの61.8%からの反発を確認。
2、下落トレンドの直近高値にラインを引いて、ブレイクを確認。
3、移動平均線20,50,100より上にローソク足がブレイク確認。
4、61.6%から反発して1度、小さな押し目を付けて上昇高値更新。

 

合計4つのエントリー根拠が確認できるので、エントリーをするという感じです。
ストップは、直近安値とフィボナッチ61.8%の↓に設定します。

 

 

フィボナッチリトレースメントの実践的な使い方としては、
エントリーやストップの1つの根拠として利用していき、相場のどの局面でフィボナッチを使っているのかを知る事が大切です。

 

 

トレンドの転換になりやすいポイントでフィボナッチを使っているのか?
それとも明確なトレンドの中段で使っているのかによっても、全く判断は変わってきます。

 

 

相場参加者の買い方と売り方の心理も考えることで、
更に強力な判断材料として利用することもでき、実践で積極的に使っていくことで、
フィボナッチリトレースメントの上手な使い方が自然と身についてくるはずです。

 

始めのうちは何となく使っていたとしても、
自分なりの理由づけをしていくことで、深く理解して過去検証も忘れずにすることで、
より考え方に確信を持てるようになってくるはずです。

 

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