ライントレードの基本的なエントリーポイントを知る

 

ライントレードを実践する時に一番大切なことは、
明確なルールと戦略がなければ継続的に相場から利益を上げていくことはできません。

 

ベースとなるルールもなく、やみくもに相場の動きを見て
勘に頼ったトレードをしても、あなたの大切な資金を失うのがオチです。

 

ダウ理論の高値と安値の切り上げ(切り下げ)を確認して、
マルチタイムフレーム分析で相場の背景を読み、今の相場状況には
どういった戦略が適しているのかを考えていきましょう。

 

 

今回は、ライントレードの基本的なエントリーポイントを知るという事で、
下落トレンドから転換して、上昇トレンドの場合の押し目を狙った順張り
トレンドフォローを紹介していきます。

 

 

ライントレードのエントリーポイント

 

 

上のチャートは1時間足です。
それでは解説を始めていきます。

 

まずチャート左側では下落トレンドが確認できますね。

 

トレンド状況の確認方法は、
ローソク足の高値と安値の切り下がり、移動平均線を見ても
買い勢力と売り勢力でどちらが勢いがあるのかハッキリわかりますね。

 

トレンド転換を確認するためには、
安値と高値の切り上げを確認できなければいけません。

 

上のチャートの拡大図でトレンド転換をチェックしてみましょう。

 

トレンドの転換を確認する方法

 

 

まずエントリーポイントを探していく前に、
こういった基本となるトレンド転換を確認する方法を自分の中で明確にしておくことが大事。

 

トレンドの転換を確認できたので、次にエントリーするポイントを
直近高値に引いたラインまでブレイクしたローソク足が戻ってきて、
反発を確認できたらN字エントリーをします。

 

そのエントリーポイントが上のチャートのaになります。

 

ライントレードする際には注意してほしいのですが、
サポートラインやレジスタンスラインを引いていても絶対にそのラインで反発するというものではなく、
ラインをオーバーシュートしたり、ダマシとなる事も当然あります。

 

ゾーンとして見ることも大事です。

 

そういったダマシやオーバーシュートに騙されないためにも、
早めのエントリーではなく、必ず反発を確認してからのエントリーにこだわることが重要です。

 

 

aでラインの役割転換(ロールリバーサル)を確認して買いエントリー。

 

bのポイントは、直近の高値にラインを引いて、
そのレジスタンスラインをローソク足がブレイクしてサポートラインへと
切り替わったことを確認して、エントリーとなります。

 

bのポイントが確定した時点で、aとbの安値とその間の高値に
チャネルラインを引くことができるので引きます。

 

上昇トレンドの場合、チャネルラインの上ラインは利益確定ポイントの目安。
下ラインはエントリーの目安とします。

 

トレンドの動意が強い場合には、チャネルライン、サポートライン、移動平均線などの
チャートポイントまで押し目をつくらないこともよくあります。
エントリーできなかった時には、無理して不利なポイントでエントリーするのではなく、
「次のチャンスを待つ」という姿勢で焦らず判断していきましょう。

 

上のチャートのaとbでは、教科書通りのエントリーはできますが、
cのポイントでは、直近高値まで押し目つくらず、赤い移動平均線タッチで上昇しています。
下ヒゲを付けて上昇しているので、エントリーをゆっくり考えている暇はない場面。

 

dのエントリーポイントでは、チャネルラインと移動平均線もサポートとなり、
買いエントリーができた場面ですね。

 

1日をまたいだチャートなので、デイトレードの方はトレードしていないと思いますが、
もしdでエントリーしていた場合には、窓開け後のeのポイントで損切りとなるトレードです。

 

普通のトレード時間であれば、チャネルラインを割込んだ時点で損切りです。

 

その後、トレンドの直近安値を抜けてきているので、
トレードは見送りとなり、fのポイントでエントリーとなりますが、
高値ブレイクを試みるも失敗して、下落となりgポイントで損切り。

 

 

・ライントレードをするうえで、自分なりの基準となるルールを持つ事。

 

・上時間軸から執行時間軸へのチャート分析をして、トレードシナリオを作る。

 

 

複数のテクニカル指標を使って複雑にチャート分析しようとおもえば、
いくらでも複雑に考えることも出来ますが、個人的にはチャート分析はシンプルイズベストだと思っています。

 

 

予想するのではなく対応するトレードを心がけるようにすれば、
成績結果もトレードスキルも向上していくと思います。

 

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