実践的なトレンドラインの引き方と考え方
ネットで検索しても教科書的なトレンドラインの引き方は腐るほどあっても
実践的なトレンドラインの引き方や、考え方って語られていませんよね・・・・
本当はそこが重要で、初心者の人は基本から応用まで学びたいはずです。
独自のトレンドラインの考え方になりますが、毎月相場からガッツリ利益を出す
現役トレーダーの実践的なトレンドラインの引き方から思考を紹介していきます。
まずは後付的な解説ではなく、リアルに動く相場で
どこのポイントに注目してラインを引いて、エントリー判断をしていくのかについて学んでください。
●トレンドラインの基本となる引き方と考え方。
上昇トレンドラインを引く場合、
起点となる安値は各時間足のチャートポイントによっても変わってきますが、
上のチャートのような場合、まず安値を起点として、明確に判断できる
山を作って谷となる安値@にトレンドラインを引きます。
その後、トレンドラインを割込んできて安値となったポイントAと起点を結びトレンドラインを引きます。
初心者の方がトレンドラインを引くうえで
判断に迷いやすいパターンを紹介しておきます。
上のチャートでは、起点となる安値から、上昇して波を作り@のポイントに
トレンドラインを引きましたが、その後はトレンドラインまで価格が落ちてくることがなく
ダウ理論の高値と安値の切り上げが確認できていますね。
こういった場面は、よくあることでトレンド転換してから相場参加者の心理が
買い方優勢に傾き、トレンド動意が強くなってくる場合にラインの傾きが変わるケースです。
下のような対応をしていきましょう。
@の安値から次の安値のAのポイントにトレンドラインを引きます。
始めに引いたラインをメジャーラインと呼び、次に引いたラインをインナーラインと呼びます。
この2つのトレンドラインを利用した有名な手法が、
ロブ・ブッカー氏の2trendy(2トレンディ)という手法です。
日足や4時間足など大きな時間足で実践すると効果的なのですが、
2trendy(2トレンディ)のやり方としては、
上昇トレンドの場合、
1、インナーラインを割込んだら売りエントー。
2、メジャーラインにタッチしたら決済。
考え方としては、過剰に動意づいて勢いよく相場が動いた場合には、
価格は必ず修正されるという考えのもと2trendy(2トレンディ)という手法をロブブッカー氏が考案。
100%勝てるものではないので、
上のチャートのケースでは2トレンディ失敗となっていますね。
成功例も紹介しておきますね。
上のチャートは成功例になりますが、
トレンドラインを上手に使っていくことで、順張りだけでなく逆張りとしても有効に使えます。
●もう一つ判断に迷いやすいトレンドラインのパターンを紹介しておきますね。
上で紹介したパターンは、トレンドラインを引いてそこから更に動意づいて
勢いが増していったパターンですが、逆に中途半端にトレンドラインを割込んで
その後に戻してくるパターンの考え方になります。
上のチャートをみると、起点となる安値から次の安値@にトレンドラインを引いて
一度は上昇しましたが、その後一気に下落してきて、トレンドラインを割込んできました。
ダウ理論のトレンドの考え方からしても、@の安値をブレイクしてきたので
様子見をするべきポイントですが、その後の状況を見ると一気に
修正的な価格の動きを見せてトレンドが戻しています。
完全なダマシパターンとみてもいいのですが、
その後、ピンク色のマルの安値に引いたトレンドラインを見てみると
意識されるポイントとなりラインが機能していることがわかります。
考え方としては、トレンドラインをブレイクしたから
売りとすぐに考えるのではなく、ゾーン的な考えを持つことで
上手に対応してい行くことが可能になってきます。
トレンドラインは、トレンドフォローの押し目や戻しを判断する為には最適なツールですが、
絶対に反発するとか、ラインを割込んで来れば逆方向にトレンドが進むというものではないので、
そこが、初心者や経験の少ない方にとっては、迷いが生じる点なのかもしれません。
騙しを回避したり、失敗をできる限り避けていく
唯一の方法は、徹底した過去検証のみです。
相場の原理原則を理解して、フォレックステスター2のようなトレード練習ソフトを使い
何度も繰り返し検証を積み重ねることで、自信へと繋がり結果を出せるスキルが身につくはずです。
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